助けて

『ミチロー

10時40分

遅れてごめん。
寝過ごしてしまったから今からstar brand-newホテルに行きますので。
本当にごめん。
1時間以内にに行けると思うので』



っと、疾風の携帯がぶるぶる鳴り響き、ミチローからメールが入ってきてた。




はぁあ、何、ぬかしてるんだミチロー。




俺を待たすなんて



シャンパンを飲んでたグラスを落として、白いソファーを蹴った。



軽くぐらっと、動いた。




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