恋愛コンプレックス

「やーよかった~。

僕クラスになじめるか心配でさ^^

君いい人そうだし安心したよー」

うぇぇ。

何いってるんだこいつは。

僕とか。君とか。なんか会って数分しかたってないのにいい人とか。

極めつけはこのくそみたいにきしょい王子様スマイル。

このスマイル振り撒いとけば友達作れんだろ・・・。


「ね、名前は?」

うざい。うざすぎる。

「ねぇ」

そうしてそいつの手が肩に触れようとしたとき。

私は反射で動いてしまっていた。




バシンッ



「・・・え?」


「・・・まじでうざい。何いきなり名前聞いてきてんだよ。」


そいつは、信じられないという顔をしている。

それはそうだろうな。



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