アウトサイダー
太陽と一緒の時間は、本当に楽しかった。
互いの母同志もすっかり仲良くなって、新しい家族を得たような気持ちだった。
私が小学校を卒業する日、太陽は紗知の晴れ姿だといって、学校まで来てくれた。
仕事で来られなかった母の代わりをしてくれたのだと思う。
本当のお兄ちゃんみたいだった。
新しい中学の制服は、まだ少し大きめで少しも似合っていなかったのに、太陽は「似合ってるじゃん」なんて褒めてくれた。
シェルターに来てから、私は幸せだった。
自分の事をアウトサイダーだといった太陽は、私のために惜しげなく幸せをくれた。
自分の事は後回しにしても、まず私に。
まるで、自分が欲しかったものを私にくれているかのように。