アウトサイダー
「体、冷やすなよ。無事に産んでくれよな。育児は俺に任せて」
「太陽が?」
「おぉ、こんなにいっぱい勉強したんだぞ」
そう言って、私がイメージしていたそのもののローボードから育児本を3冊も取り出す。
「バカ。こんなに買ったって一緒だよ」
「そうだな。でも読みたくてさ」
太陽は優しく笑いながら、私の肩を抱いて育児書を広げる。
「あれだな。こんなにちっこいのに熱とか出たらビビるな」
「うん」
「便秘の時は浣腸するんだってさ」
「うん」
「離乳食ってさ、まずそうだな」
そんなことを言い続ける彼の胸に顔を埋めて、思い切り彼の匂いを嗅ぐ。