アウトサイダー
そんな健との付き合いは、彼が卒業したあとにあっけなく終わった。
卒業してすぐに就職した健は、入社して出会った年上の女の人に惹かれていくのが手に取るように分かった。
私にはない大人の魅力を持っているだろうその人のことを、いつも自慢げに話していたから。
やがて、性格なのか辛い経験をしてきたからなのか、ちょっとした仕草でいろんなことを察してしまう私は、健が彼女を抱いたのが分かって――。
だけどそれと同時に、それを少しも嫌だと思わない自分に気がついてしまって――。
私の中にいるのは、ずっと太陽だったんだ。