アウトサイダー

孤独の味は、本当にそれを知っている人にしかわからないのかも、しれない。

高校でできた友達は皆、健との付き合いをうらやましがった。
まだ子供だった私たちは、年上の男に憧れを抱いていたから。


「ねぇ、セックスっていいの?」


まだ経験したことのない子が、口々に問いかける。


「う、うん」


健という人の体を借りて、太陽とするのは、すごく……。


そんなこと言えるはずもなく、それでもまた健に抱かれに行く。
太陽を感じるために、惜しげもなく体を開いて……。

そんなの、最低な行為だって頭ではわかっていた。
だけど、どうしても止められない。

まるで、なにかの中毒になってしまったかのように。


だけど、孤独というものに打ち勝つことは、いつまで経ってもできなかった。


< 90 / 576 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop