* pain *
「なんて曲?」






「岬めぐり」









南の窓から斜めに差し込んでくる淡い夕焼け。






少し逆光になる、その横顔。






声のトーンや、髪の柔らかさ






弦を押さえる指の形や、古くて悲しいラブソングを歌う


透明なその声も、







ずっとずっと、




あたしのそばにあるものだと思ってた。











古い映画の1シーンのように、






モノクロに染まってく。


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