金色のネコは海を泳ぐ
ジュストもルーチェも何も言わなくて、ただお互いを見つめたまま時が止まったような感覚。
「教えてくれないなら、僕、わからないからね」
どれくらい経ってからだろうか。静かにジュストが言葉を紡ぎ、ルーチェの頬から手を首筋に滑らせた。
ルーチェの身体がビクッと跳ねる。
「っ、ジュス、ト……?」
ジュストの手はルーチェのうなじと背中へ、そして次の瞬間、ルーチェの顔がジュストの胸にぶつかった。
「僕はルーチェと寝るよ。絶対、ルーチェと抱っこして寝るんだから」
回された手に込められた力から、“離さない”という意思が伝わってくる。
ジュストに逆らう言葉も、行動も、なぜか出てこなくて。
「僕、人間だよ。ルーチェのこと、好きなんだよ?抱っこしてもいいでしょ?婿になってもいいでしょ?僕、勉強するから……ちゃんと、人間に戻るから……ルーチェと一緒にいていいでしょ?」
わかっている。
ルーチェを惑わせるような速いビートも、ルーチェを包む温かい熱も、全部本物で……ジュストが人間のオトコなんだということ。
わかっているから、どうしたらいいのかわからないのに。
「教えてくれないなら、僕、わからないからね」
どれくらい経ってからだろうか。静かにジュストが言葉を紡ぎ、ルーチェの頬から手を首筋に滑らせた。
ルーチェの身体がビクッと跳ねる。
「っ、ジュス、ト……?」
ジュストの手はルーチェのうなじと背中へ、そして次の瞬間、ルーチェの顔がジュストの胸にぶつかった。
「僕はルーチェと寝るよ。絶対、ルーチェと抱っこして寝るんだから」
回された手に込められた力から、“離さない”という意思が伝わってくる。
ジュストに逆らう言葉も、行動も、なぜか出てこなくて。
「僕、人間だよ。ルーチェのこと、好きなんだよ?抱っこしてもいいでしょ?婿になってもいいでしょ?僕、勉強するから……ちゃんと、人間に戻るから……ルーチェと一緒にいていいでしょ?」
わかっている。
ルーチェを惑わせるような速いビートも、ルーチェを包む温かい熱も、全部本物で……ジュストが人間のオトコなんだということ。
わかっているから、どうしたらいいのかわからないのに。