金色のネコは海を泳ぐ
その事件後、王位継承の儀でユベール第一王子が継承権破棄を宣言。荒れに荒れてエミリー女王がトップに立ったということになる。
第一王女も第二王女もすでにルミエール国内の貴族に嫁いでおり、第三王女は1度嫁いだものの離縁されたショックで療養中だとか。
「それで4番目の王女様がねぇ……」
なんだかお城の生活も大変そうだ。
「っていうか、王家のゴタゴタはどうでもいいのよ!ネコについて教えなさいよ!」
新聞記事に当り散らしながら、ルーチェはまた違う日付の新聞を探していく。
だが、それ以前の記事はルミエールといえば紛争の話、それ以後はエミリー女王の改革の話。ネコどころか動物の話など一文字も出てこない。
ルーチェは大きなため息をついてファイルを閉じた。
「ダメだぁ」
そもそも新聞にネコ――しかも他国のネコ――の情報が載るわけがないのだ。
ルミエールに知り合いがいるわけでもないルーチェはお手上げ状態である。
オロについてわかることといえば、ルミエールから来たらしい金色のネコで呪文が使えるということくらい。
あぁ、あとは小悪魔なバラルディ家のアイドルということも付け足しておこう。
そんなどうでもいいことを考えつつ、ルーチェは昨日ファイルと一緒に借りてきた資料を開いた。今日は研修をやらない分、試験問題の復習を済ませてしまおうと思って。
第一王女も第二王女もすでにルミエール国内の貴族に嫁いでおり、第三王女は1度嫁いだものの離縁されたショックで療養中だとか。
「それで4番目の王女様がねぇ……」
なんだかお城の生活も大変そうだ。
「っていうか、王家のゴタゴタはどうでもいいのよ!ネコについて教えなさいよ!」
新聞記事に当り散らしながら、ルーチェはまた違う日付の新聞を探していく。
だが、それ以前の記事はルミエールといえば紛争の話、それ以後はエミリー女王の改革の話。ネコどころか動物の話など一文字も出てこない。
ルーチェは大きなため息をついてファイルを閉じた。
「ダメだぁ」
そもそも新聞にネコ――しかも他国のネコ――の情報が載るわけがないのだ。
ルミエールに知り合いがいるわけでもないルーチェはお手上げ状態である。
オロについてわかることといえば、ルミエールから来たらしい金色のネコで呪文が使えるということくらい。
あぁ、あとは小悪魔なバラルディ家のアイドルということも付け足しておこう。
そんなどうでもいいことを考えつつ、ルーチェは昨日ファイルと一緒に借りてきた資料を開いた。今日は研修をやらない分、試験問題の復習を済ませてしまおうと思って。