Light of hope Ⅱ【完】番外編完結




車は倉庫へは行かず、蓮の家へと向う道を走っていた。



「今日は倉庫に行かなくてもいいの?」



「ああ」



蓮はそれだけ言うと私の膝で寝てしまった。



ああ、だけじゃ何も分からないよ…。



不貞腐れていると、朔が今日の事について教えてくれた。



「今日はパーティーがあるんだよ。



新しく銀狼に入るメンバーの歓迎会。



僕達との顔合わせはもう済んでるから、後は下の奴だけの方が気が楽でしょ?



だから、何かあったときの為に陽と海斗は向かったけど僕達は行かないんだ」 



「そうだったんだ、ありがと」



疑問が解決してすっきりした私は、寝ている蓮の髪を触りながら新学年に期待を膨らませた。




< 201 / 326 >

この作品をシェア

pagetop