Light of hope Ⅱ【完】番外編完結
屋上に行かないと…。
頭ではそう思うのに、身体は言うことをきかない。
何故だか分からないまま、重たい瞼を閉じる。
……早く行かないと、蓮が待ってるのに。
閉じてしまった瞼を開けようとすると、
「由美っ!」
頭上から蓮の焦った声が聞こえてきて、階段を駆け下りる音も続いて聞こえてきた。
「どうしたっ何が…」
ゆっくりと瞼を上げると、顔を歪めて心配そうにする蓮が映った。
「階段から…落ちただけ」
「っ頭は打ったか?」
私の返答を聞いて、揺すろうとしたのを止めた蓮に首を横に振ってみせる。
「そうか…なら顔が赤いのは……」
ひんやりとした蓮の手が額に当てられ、小さく身じろぎをする。
「熱い。これの所為か……少し揺れるぞ」
その言葉と共に、ゆっくりと抱き上げられた。