Light of hope Ⅱ【完】番外編完結
ジッと陽を見つめていると、電話を終えてこちらに戻ってきた。
「ゆみりん、用事ができちゃって帰らなきゃいけないんだけど…屋上には行ってくれる?蓮はいるから」
「分かった。気をつけて帰ってね」
「うん。すぐ戻ってくるからね」
寂しそうに歩き出した陽を見送ると、私も屋上へと向かう。
……何かいつもと感覚が違う。少し身体が浮いてる気がするのって何でだろ?
歩き出してすぐ、自分の身体の軽さに首を傾げた。
調子がいいのかなぁ…最近寝てばっかりだったからな。
いつもと違う事に違和感を感じつつも特に問題はなかったので、屋上に続く階段を登る。
が、
「っーー」
半分ほど登った時、急に身体が重くなったように感じてバランスが崩れた。
咄嗟に手すりへと手を伸ばすが、あとちょっとのところで空を切る。
「うっ」
何とか受身を取ったので、頭を守ることは出来たけど背中を強打してしまった。
痛い……骨は大丈夫だろうけど、痣になるだろうな。
頭がボーッとするからか、他人事のように考えてしまう。