晴れのち雨


呆然とする私に

「大丈夫だよ。 アオちゃん。」

振り返ると七瀬ちゃんがいた。
前の時とは違って今日は私服だった。
私服も可愛いなぁ...と考えている自分に

"そんなこと考える場合じゃない!!"

と心の中でツッコんでいると


「今日の先生、
アオちゃんと同じ苗字なんだよ。
若くて...イケメン風!!
だから大丈夫!!」

そう言ってニコニコする七瀬ちゃん。


...何処からツッコもうかしら?

...そしてツッコんで良いのかしら??



「ありがとう。七瀬ちゃん。
教室行こっか....」


力無く笑って見せた。
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