桜が咲いたら
そう言って長い足ですたすたとブランコの方へ向かう先輩。


それを慌てて追っていくあたし。






先輩は、小さくて座れねぇやと呟くと靴のまま台に上がって、立ち漕ぎをする格好になった。






あたしはその隣りのブランコに腰を下ろすと、ゆっくりと地面を蹴りながら砂利の音やさびた鉄の音を聞いていた。






懐かしいこの目線、この動き、浮遊感。






昔よく漕ぎすぎて、具合悪くなってたっけ。











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