桜が咲いたら
2月上旬、

春風が緩やかに氷を溶かし始める頃、入試があった。






外国語科の試験内容は、普通科と同じ筆記と面接。






だけどもちろん面接は、英会話のみ。






昨日の夜、ニュース番組で県内の私立高校の最終倍率が報道されていたけれど、

あたしはそれを見なかった。



“見れなかった”のでなくて、“見なかった”。


無心で試験に望みたかった。








英語の点数が1.5掛けになる大切な筆記試験、

長文はあたしの大好きなマザーグースが題材だった。




やった、と思ったけどそれ以外の文法問題はほとんどと言っていい程出来なかった。


嫌いな用法の応用問題が数多く出題されたのだ。

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