桜が咲いたら
「大丈夫か?」






心配そうな表情。


部活を抜けて来たのだろう。

肌にうっすらと汗をかいている。











「筆記が、あんまり…」






「忘れろ。

面接もあるから」






真剣な瞳で大丈夫、と繰り返しながら、あたしの肩を優しく叩いてくれている。











「考えてもみろよ。

菅原道真と、このオレがついてるんだぜ?」






「…はい」






そう言って弱い笑顔を返すあたしの心臓は、

試験前の緊張とは違うドキドキまで合わさって、さっきから悲鳴を上げていて。










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