かわいい王子VS鈍感な姫

「…そんな!次の試合に勝てばベスト4なのに相手が去年の優勝校なんて…。」


次勝てばベスト4…目標を達成できる…そう思ってた。


ちゃんとトーナメント表を見ていなかったから…。


「俺は都倉とあたったら、ボロ負けするだろうと思っていた。でもな、今はボロ負けするなんて思わない。」


「な…何でですか…?」


俺も気になったことを良平は言った。


「それはな?お前たち二人が入部したからだよ。」


…俺…たち?


「お前たちが本気を出してくれれば…なんとか太刀打ちできるはずだ。いや、できる!目標を達成できる確率は0%じゃない。」


五十嵐部長はこう言ってるけど、もしかしたらボロ負けしてしまうということもありえる…。


でもあの練習の成果を発揮しないまま終わらせたくなんかない!


俺たちの実力がどれだけ都倉に通用するかなんて、全然わからないけど…精一杯やるんだ。


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