そしてキスからはじまった
少し、悲しくなった気持ちも貰った原稿料で紫音に何か美味しいものを作ってあげようと前向きな気持ちになった。

近くに日本のお米が買えるスーパーがあったなぁ、よってみよう。

そのスーパーには醤油や味噌まであってどうにか作れそうだった。

豆腐まであって、日本食がブームなのかここに住む日本人の為か分からないけど

紫音の為に初めて日本食を作った気がする。

メニューは肉ジャガと卵焼き、豆腐の味噌汁。

口に合うだろうか?

喜んでくれるだろうか?

ドキドキして彼の帰りを待った。

いつも帰る時間になっても彼は帰ってこない。

何かあったのだろうか?

何の連絡もない携帯を気にしながら不安な気持ちで彼を待った。





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