そしてキスからはじまった
そんななかジュリアに会った…
彼女は琥珀色の髪と眼を持つ美しい子で一目で心、惹かれた。
でも彼女に俺が弟のように思っている孝が夢中だった

俺は自分の気持ちを隠した。
ジュリアには純粋な孝のほうがお似合いだ…そう言い聞かせて

でもあの時、吸い寄せられるように彼女にキスをしてしまった…
自分の気持ちに気がついた…隠せない気持ちに

自分の気持ちの大きさに気付いたのにあのレイプ事件で全てが狂ってしまった…
傷付いたジュリアは孝を選んだ。
俺に付きまとってた女が彼女に酷い事を言ったせいだと孝は言った…

許せない…ジュリアの事も何も知らずに傷つけた女も
何よりジュリアに会わせてしまった、かばってやれもしなかった俺に…

俺は元に戻った…ジュリアに会う前の…
ジュリアを好きな俺は女遊びを知らず知らずに辞めていた。
もとに戻っただけ…孝に抱かれるジュリアを想いながら似ても似つかぬ女達を抱くそんな俺に…
「紫音…もうダメ」
「こうされるのが好きなんだろう?もっと足開けよ」
俺は化粧の濃い名前も知らない女を抱く
俺にはお似合いの女だと

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