そしてキスからはじまった
本当のことだからと言わせてまた傷つけた。
忘れようとしていた、忘れていた嫌な事を思い出させてしまった
ゴメン…ジュリアを慰めたくて抱きしめた…

ジュリアの香りが花のような香りが俺を刺激する
ジュリアを俺のものにしたい…
俺はジュリアを抱いて俺の部屋に行った
ジュリアにキスをする…熱く俺を受け入れる…
胸のボタンを外した途端、激しく拒絶された…

しつこいベルの音…
しつこい女…ジュリアの所に早く行きたかった…
キスをして帰ってくれるなら俺は女にキスをした。焦る気持ちが深いキスになった
部屋に帰ったらもうジュリアは消えていた。
いつも閉めてるカーテンが少しあいていてここから俺たちのキスを見たんだろう

さっきまで自分を抱こうとしていたのに…
軽蔑されただろう…
ジュリアの胸の赤い跡…泣きそうに隠すジュリア

俺はもうジュリアに触れることは出来ないかもしれない…
ジュリアには幸せになってほしい…その為には自由にならなくては
俺は働き、金を貯めた。女遊びも止めた。
俺が孝の親父に金を持っていってしばらくしてジュリアはフランスに帰ったことをきいた
良かった…俺はバイトを減らし、学校にも行くようにした
ジュリアに軽蔑された自分を変えたかった


< 199 / 274 >

この作品をシェア

pagetop