*お向かい彼氏*




首に手をまわしたまま後ろに倒れこむ。


慌てた光輝は急いであたしの顔の横に手をついたけど…顔の距離は数センチ。


「わ、だからひかる、」


「いーよ…我慢、しなくていいよ」



もっと深い繋がりが欲しいよ。


目をそらさずにまっすぐ見上げると、光輝の瞳が揺れているのがよくわかった。


安心させるように、もう一度口づける。



「…もう知らねえから」



そう言うと、火がついたようにキスの嵐がふってくる。


唇、おでこ、ほお、目…そしてどんどんそれは下がってきて…


身体中、熱い…



「ん…ひかる…」



首筋を舐める光輝が、えろくて


手が服にかけられて…



「……あ、」




あたし…あたし…、



「えっ?どうしたの?!」




自分のモヤモヤの正体がわかってしまって


涙が止まらない。



「光輝ぃ…ごめん…」









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