*お向かい彼氏*




「他の男がひかるの全部知ってるって思うと、しょうがないってわかってても耐えられない。でもそれは本当に全部俺が悪いから。」



「でも…」



「でももう、2度と俺以外に抱かれないで。キスもしないで。手も繋がないで。全部俺だけの特権にして。」



「うん…」



「ひかるの最後の男になるので我慢するから。ひかるも…それじゃだめ?」



なんで、


なんでこんなに、優しいんだろ…



こんなに愛されてるのに、あたしは何を不安に思ってたんだろ?



「わかった…続けて?」




「…ん、大丈夫、他のやつとやったことなんて思い出せないくらい愛してあげるから」




そして、急に立ち上がった光輝はあたしの背中と脚に手をまわす。


「わっ…!」



「ベッド、いこ」




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「……ん、」




なんとなく目が覚めて、ベッドサイドの時計を見ると深夜の1時だった。



腕枕をしてくれている光輝は起きる気配もなくすやすや寝てる。



…綺麗な顔だなあ。



24歳になった光輝はあの頃より何倍もの色気をまとって現れた。



いつもスーツだし…ずるいなあ。



追いつきたいのに、いつまで経っても追いつけない気がする…



それにしても、初めて愛し合う光輝は、見たことない表情をしてて、どうにもかっこよくて。



あたし泣きまくった後だったし絶対不細工だったよね…あー鏡見たいけど、今抜け出したら光輝起きちゃうよね。



心から愛し合っている人と繋がるのがこんなに幸せだなんて知らなかった。



巧とのことを否定するつもりはないけど、やっぱり間違っていたんだなあって思う。




「今まで我慢させてごめんね…」



囁いてから小さなキスを落として、もう一度眠りについた。







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