*お向かい彼氏*
うーん…まぶしい…
「………か……きて」
「んぅ…ねむ…」
「ひーかる、朝だよ」
あさ…
朝?
朝!?なんで朝に人の声がするの!?
パッと目を開けると、カーテンから差し込んだ太陽の光りが眩しすぎて
一瞬目がくらんだけど、身体を包む人肌を感じた。
「……え?ここ、」
「おはよ、ひかる。意外とねぼすけだね」
「こうき、なんでこうきが、ってあれ?あたし服…!?」
人肌の感触が妙に気持ちいいと思ったら!
何にも着てないじゃん!!!
目の前にある光輝の顔はもうスッキリ爽快な笑顔を浮かべてて、その腕はしっかりあたしをホールドしているから身動きが取れない。
「俺の家泊まったんだよ、覚えてないの?まさか昨日のこと全部忘れた?」
昨日…昨日、は
思い出して思考がフリーズする。
昨日、あたし、光輝としちゃったんじゃん!
改めて自覚するとものすごい恥ずかしくなってくる。あーなんで夜中目覚めた時あんなふつうでいられたのひかる!!
「なんでそんな焦ってんの?」
「だって…光輝こそなんでそんな余裕なのよ〜…」
年の差?経験の差?
「朝まで一緒とか初めてなんだもん…」
「まじ?あいつと泊まったことないの?やった!」
にっこり笑ってちゅ、とあたしのおでこにキスを落とす。
「あーもう髪ボサボサだし…あたし寝起きの顔ひどいんだよ、もうそんな見ないで!」
もぞもぞと布団の中にもぐろうとするけど、光輝がそれをさせてくれなくて恨めしい。
「なんで?可愛いよ?てかひかる、」
「なによー?」
「おはようのキスは?」
おはようの、キス?
そんな、そんなの……
ーーちゅ
目をつむって待ってた光輝に優しく唇を合わせる。
「おはよ、光輝!今日も大好き!」
「……可愛すぎだってば」
「なんであたしがおはようのちゅー憧れてたのわかったの?!夢だったの!」
「ひかるのことが好きだから、わかるよ。」
あ〜〜もうっ
朝から甘すぎ!大好き!!!
光輝から長めの甘いキスをもらってから2人で起きて、後ろ向いてもらいながら服を着てから仲良く朝食を作って食べた。
こんなステキな朝、初めて!