時を越えて~タラシ女子と新撰組~
『学校は?』
見渡す限り木々が生えている森の中
学校などあるはずもなく。
吃驚することに、片手には竹刀、片手にはスクールバックを引っさげて小さな神社の前に寝転んでいたようです。
『アッハッハ……リアルな夢だな!!』
一人大笑いをしながら、この状況でまだ夢だといえる南の神経は一体……。
しかしながら、笑っている南の顔は真っ青である。
無理に笑っているのだ。一種の現実逃避。