時を越えて~タラシ女子と新撰組~






いきなりの拒否の意味に、いち早く気がついたのは土方だった。






「立花、それから総司、ちょっと来い」





土方は私と、沖田さんを呼ぶと部屋を出て行った。





すこし、フリーズしてしまったが、遅いとどやされるのは目に見えているので、素早く部屋を出る。





部屋を出た土方さんの後を追って、他の部屋へと入る。





「総司、お前が女郎の格好して座敷にもぐりこめ」





「何言ってるんですか土方さんまで」





『いや私、潜入してもいいんだけどさ、着替え手伝ってもらったら私が女だってバレる』






「あ」





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