時を越えて~タラシ女子と新撰組~






沖田は、やっと二人が言っていることの意味を理解した。





「そうだったね、君女の子だった」





『ちょっと待て、どういう意味だい??にーちゃん』





ピクッと顔が痙攣する。





「こいつは剣では、男勝りだが、体は女だ。寄ってたかられたら、逃げ切れねーだろ」






『って、話し進めないでください!!私は沖田さんに!!』






一生懸命に主張する私の口は、沖田さんの手によって塞がれた。





「はいはい、わかったから静かにしようね」





いじめだ!!!!てゆーか、私を子ども扱いするなーーーー!!!!





子供のような扱いを受けた南は、怒りを発散するため、脳内で叫び散らかした。








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