時を越えて~タラシ女子と新撰組~
『沖田さん最初は大丈夫かもしれませんが、そのうちボロが出るんじゃないかと』
「無視!?!?」
『わかりました。ワンコって呼びますから』
「俺はそうゆーこと言ってんじゃねーんだよ」
『まぁとにかく聞いてください。沖田さん、“あんまり僕にベタベタ触らないでくれる??斬るよ??”とか言いだしそうじゃないですか』
“それから乱闘になりそうで心配です”と南が言うと斎藤は黙った。
そして、藤堂も黙った。
「ありえそうだから、余計にこえーな」
「うむ」
藤堂はげんなりとした顔をし、斎藤はコクリと静かに頷いた。