時を越えて~タラシ女子と新撰組~





『沖田さん最初は大丈夫かもしれませんが、そのうちボロが出るんじゃないかと』




「無視!?!?」




『わかりました。ワンコって呼びますから』




「俺はそうゆーこと言ってんじゃねーんだよ」




『まぁとにかく聞いてください。沖田さん、“あんまり僕にベタベタ触らないでくれる??斬るよ??”とか言いだしそうじゃないですか』





“それから乱闘になりそうで心配です”と南が言うと斎藤は黙った。





そして、藤堂も黙った。





「ありえそうだから、余計にこえーな」





「うむ」





藤堂はげんなりとした顔をし、斎藤はコクリと静かに頷いた。






< 217 / 384 >

この作品をシェア

pagetop