時を越えて~タラシ女子と新撰組~




稽古に行きたい。稽古に行きたい。




そんな考えを、振り切るように布団を頭からかぶった。




土方さんにたっぷり説教を食らったし。そもそも、稽古の相手してくれてた隊士みんな病気で倒れてるし。




『脱け出しても、稽古する相手いない』




次逃げ出したら土方さんに、地下牢にぶち込まれるし。おとなしく寝てよ。




眼を閉じて、数分経ったらすぐに眠りに吸い込まれていった。









「――――急げッ!!」




「元気なものは、全員屯所の入り口前に集合だ」





ドタドタトした足音と騒がしい声に、南は目を覚ました。





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