恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「お前………かわいいのに……かわいそうだな」
一人の男が言った。
「仕方ねぇよ。あいつを敵に回したんだからよ」
「それもそうだ」
笑い出す男達。
何が楽しいのか………気持ち悪い……
「まあ、時間はゆっくりあるし………楽しませてもらうぜ?」
上に乗った男が、妖しく笑ったのがわかった。
そこから、恐怖という感情が湧き出てきた。
さっきまで……大丈夫だったのに………どうして………
「うわーっその顔、堪んないね。
もっと……見たいね〜」
そう言って男は、わたしの首筋に顔を埋め………舐めた。
「ッ………ふッ〜!」
嫌……いや………やめて……気持ち悪い………