アカイ花†Vermilion Flower

「ああ、俺たちやり直そう

 お前とガキがいれば 
 俺はもう、何も望まない

 例え、誰かを悲しませても
 俺はお前達を守ってみせる」


『今日の事は、リコには
 内緒にしといてよ』


誰かが今、この時、泣いていても・・・


貴方の決心は揺るがない。


浅緋に強く抱きしめられながら、潤む瞳で見つめたアカイ花は、ぼやけて幾重にも見え、怖いぐらい真っ赤に狂い咲く。


私の心はざわめく・・・


「アサヒ、ごめんね
 
 私の家に向かう途中
 だったでしょう、違う?」

「いやっ・・・」

「車、停めて来たの?

 後で送ってくれる?」

「・・・ああ、取りあえず
 俺の部屋へ行こう

 こんなところで立ってないで

 体に障るぞ」

「大丈夫だよ、ありがとう」


浅緋の動き出した真実の想いを閉じ込めさせたのは、私の誤り。
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