アカイ花†Vermilion Flower

本当は浅緋と一緒に居られて嬉しいくせに、私はこんな言葉を言ってる。


「それなら、そう言えよ

 今日は、もう遅い
 それ、宿題にしてやる
 
 来週の授業までに
 描き上げて持って来い
 
 わかったな」


席を立つ貴方を、私は困った表情で見上げた。


「え~
 手伝ってくれるって話は?」


貴方は、呆れた顔をする。


「フウー、お前なぁ・・・

 俺が居たら気になるって
 言ったのはお前だろう

 どうしろって言うんだよ
 
 それに、時間も時間だ
 そろそろ片付けなきゃいけない
 ・・・」


二人きりの時間が終わる・・・
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