アカイ花†Vermilion Flower

「言わないで
 
 言わなくていいから・・・

 私なら一人で大丈夫だから
 ちゃんと保健室にも行くよ

 だから先生は早く教室に 
 戻った方がいいよ
 
 皆に私とのこと誤解されちゃ
 困るでしょう、福原先生にも
 
 じゃあ」


保健室に向かって、貴方の先を歩こうとした私の手を掴んで放さない、浅緋。


「手、放して、先生・・・」

「先生、先生?うるさいよ、お前

 マジ、面倒くせぇ

 ほらっ、行くぞ」


だって、貴方は先生じゃない!

怒らないでよ。


そうだよね、どうせ私なんてもう、貴方にとっては面倒くさい存在だよね。
< 59 / 218 >

この作品をシェア

pagetop