アカイ花†Vermilion Flower
「心配するな、彼女は
社会の川西先生と
付き合ってるらしい
結婚するとか、しないとか・・・」
「うそっ
ふうん、それで・・・♪」
貴方の胸に頬を寄せながら、私はこうして、職員室内の大人の恋愛事情の話をこっそりと伺えるわけです。
「それで、それで?」
「おっと、この話は、ここまでだ」
「えーーー、そこでやめるぅ?」
それは、女性週刊誌よりもスリリングだったりしてね。
喧嘩してから、久しぶりに二人で過ごす夜。
夜は更ける・・・
どんどんどんどん、更ける・・・
久しぶりに感じる浅緋の温もりは、とっても心地よくて深い眠りへと私を誘ってくれると思っていたのに、駄目、どうしても寝付けない。
私の瞳は開いたまま・・・