魔法?そんなのありえないっ!?




「さ、ちょっと王様と
通話させてね。」



「あ、はい!」



王様と通話??




ミーシャさんが何か
唱えると、ミーシャさんの前に
大きな男の人が映った。



わぁ…



「王、お忙しい中と存じあげて
おりますが失礼も承知の上、
報告をさせて頂きます。」




「おお、どうした?」




これが…王様…。
私はその映し出された王に
釘付けになっていた。




「先程、ルイがクルトの少女を
連れて参りました。背格好、
声、髪の長さ、大体が姫様と
一致致します。民衆が騒ぎ出す
前に、この少女に姫様の代わりを
して頂こうと私は考えております。

王、どうお考えになられますか?」




……わ、私の話だったんだ。

ミーシャさんは、一定して
忠誠の体制をとりながら
さっきまでとは全然違う顔つきで
王様と喋っている。

凄い。圧倒される。




「…なるほど。ふむ、この件は
お前に任せよう。
また、今夜私のところへ
連れてきてくれ。」




王様は、私が考えていたよりも
優しそうに温かく
にっこりと笑って言った。




「ありがとうございます、
はい。仰せのままに。」




そこで、空中テレビカメラ
みたいなのはヒュンと消えた。




なんか…緊張した。




「よし、正式にOK貰ったし
お話しよっか!蘭」



「あ、はい。」




そうだ…聞きたい事が
いっぱいあるんだ。









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