今日も、明日も、明後日も



おばあちゃんと二人での記憶ばかりだったこの家には、いつしか彼の姿ばかり浮かぶ。

『いつも通り』、そう何度自分に言い聞かせても、意識している時点で同じこと。



……消せない。

伊織さんが、いない日々には戻れない。



「……っ……」



すると突然、カタン……と玄関の方から響く音。


< 96 / 113 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop