年下の彼は、生意気くん!



私の家に着いて、初めて男子を家の中に入れた。

「お邪魔しまーす」

「適当に座ってて?」

「おう」


私は、キッチンに行き、飲み物を用意した。


「はい。麦茶っ」

「サンキュー」


さっきは、夜で暗かったから……あまり緊張しなかったけど、今は、やばい。

明るいから緊張する。
しかも、二人きりだし。


チラッと南原の方を見ると、目が合った。



……あ、あのこと聞いてみよ。

「ねぇねぇー」

「ん?」

「私がバイトしてる最中に目ぇ合ったよね?」

「あ、うん」

「何で逸らしたの?私何かしてた?」

私が尋ねると、南原は、顔を真っ赤にした。

「……千速と…」

ん?よく聞こえない。

「千速と、仲良さそうだったから…ムカついて逸らした。てゆうか、見たくなかっただけ」




< 35 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop