年下の彼は、生意気くん!
私の家に着いて、初めて男子を家の中に入れた。
「お邪魔しまーす」
「適当に座ってて?」
「おう」
私は、キッチンに行き、飲み物を用意した。
「はい。麦茶っ」
「サンキュー」
さっきは、夜で暗かったから……あまり緊張しなかったけど、今は、やばい。
明るいから緊張する。
しかも、二人きりだし。
チラッと南原の方を見ると、目が合った。
……あ、あのこと聞いてみよ。
「ねぇねぇー」
「ん?」
「私がバイトしてる最中に目ぇ合ったよね?」
「あ、うん」
「何で逸らしたの?私何かしてた?」
私が尋ねると、南原は、顔を真っ赤にした。
「……千速と…」
ん?よく聞こえない。
「千速と、仲良さそうだったから…ムカついて逸らした。てゆうか、見たくなかっただけ」