TABOO†ムスクに抱かれて~秘密の恋
この声…!
まさか?!!
後ろから回された腕が私の首元で交差して、肩を抱かれる。
「目がいいんだね。
今まで誰にも気づかれなかったのに」
甘いムスクの香りに包まれて、一気に体温が上昇する。
「ちゃんと見てて。
もう一度俺を見つけられたらご褒美をあげる」
こめかみに彼の頬が触れる。
私は熱に潤む目で、必死にスクリーンを追う。
「あ…っ」
見つけた!
やっぱり慧だ。
「わかった?
じゃ、約束通り…」