愛してる
ハンカチを改めて見直す。



『ぷっ。



あの歳にもなってアンパンマンかよ…』


つか…



俺アイツの名前聞いてねぇし…




…アンパンマンでいっか。




似てたし





つーかこのハンカチどうすればいいわけ?



同じ学校の一年としか聞いてねぇぞ?






「…………というわけで…



そのアンパンマンを探したいと?」






『あぁ』




俺は今までのこと全部ツレの海斗に話した。





「でも、顔とハンカチしか手がかりないんでしょ?



それってさぁ探すのかなりキツくね?」





そんなん…





『わかってるよ。


でも、なんか気になる…』




「やっと愛瑠にも恋の天使が…」



『ありえない』



「そこ断言するとこじゃないよ~

まぁいいや。早速一年の教室前まで行きますか?」




『おう』
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