闇夜に真紅の薔薇の咲く
麗に関わらず、数人の女子生徒が話しだし教室内が一気にざわつく。
それを少し呆れたように見ていた麻生は、一度大きく手を叩くと話していた生徒たちを黙らせた。
「えー、それじゃあ転校生。入ってきなさい」
彼の声とほぼ同時に、教室の扉が開く。
途端に女子たちが黄色い悲鳴をあげて、朔夜は耳をふさいだ。
それは柚梨も陽雫も同じらしく、うるさそうに目を眇める二人と目が合い思わず苦笑を零す。
教室内のあまりの騒がしさに、一体どれぐらい美系なんだと興味本位で教卓に視線をやり、転校生の姿を捉えた瞬間に目を見開いた。
なぜならば――……。
「はい。お前らー。悲鳴上げたいのも分かるがちょっと静かにしろ。――それじゃあ、簡単な自己紹介をしてもらえるか?」
「分かりました」
輝かんばかりの笑顔を浮かべて、そう返事をしたのは金髪碧眼の――……間違いなく昨夜会ったルイである。
彼の笑顔に再びクラスは悲鳴で溢れかえったが、今の彼女にはそれすらもうるさいとは感じなかった。
「どうも。黒崎瑠衣(クロサキ ルイ)です。これからどうぞよろしく」
常に浮かべられた笑顔も昨日と同じで、人違いとは到底思えない。
それを少し呆れたように見ていた麻生は、一度大きく手を叩くと話していた生徒たちを黙らせた。
「えー、それじゃあ転校生。入ってきなさい」
彼の声とほぼ同時に、教室の扉が開く。
途端に女子たちが黄色い悲鳴をあげて、朔夜は耳をふさいだ。
それは柚梨も陽雫も同じらしく、うるさそうに目を眇める二人と目が合い思わず苦笑を零す。
教室内のあまりの騒がしさに、一体どれぐらい美系なんだと興味本位で教卓に視線をやり、転校生の姿を捉えた瞬間に目を見開いた。
なぜならば――……。
「はい。お前らー。悲鳴上げたいのも分かるがちょっと静かにしろ。――それじゃあ、簡単な自己紹介をしてもらえるか?」
「分かりました」
輝かんばかりの笑顔を浮かべて、そう返事をしたのは金髪碧眼の――……間違いなく昨夜会ったルイである。
彼の笑顔に再びクラスは悲鳴で溢れかえったが、今の彼女にはそれすらもうるさいとは感じなかった。
「どうも。黒崎瑠衣(クロサキ ルイ)です。これからどうぞよろしく」
常に浮かべられた笑顔も昨日と同じで、人違いとは到底思えない。