ハニィ*sweet*ボイス
顔、赤くないかな?



うまく笑えないかも。



自然にできなくなってる。



そんな心配ばかりをして、水を持って戻ったベッドルーム。



布団もかけず、寝息をたてている日浦の姿があった。



独占したい…。



独り占めして、毎日なにげなく、名前を呼んでほしい…。



ギュッと苦しい胸。



ベッドの脇のテーブルに水と先生から渡されたプリントを置き、静かにマンションを出た。



好きって、こんなに苦しいのか…。



アイツは有名で、あたしなんか釣り合うわけもない。



性格は最悪だし、かなりセレブだし。



学校ではいるのかいないのかわかんないくらい影の薄い存在。



いいとこなんて、声と顔だけじゃん。



なに好きになってんの?



何で好きになったのが、日浦なの?



考えてもわかんないのは、あたしがバカなだけ?



あまり眠れなかった次の日、学校に来てない日浦をこっそり心配しながらアユミに聞いた。



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