ハニィ*sweet*ボイス
呼ばれた名前が好きになりそう。



もっと名前を呼んでよ。



その声、あたしだけに聞かせて?



な~んて、おこがましい!!



コイツはみんなのアイドルみたいなヤツじゃん!!



今の状況で満足しなきゃダメなのに!!



やっぱり独占したいよぉ…。



そして契約の時間。



今日は昼休みに、誰もいない教室にやってきた。



メガネをはずし、前髪を上げる。



「昼飯が先だからな」

「パンだけ?」

「コーヒー付きだ」

「成長期、大丈夫なの?だから具合悪くなるんじゃない?」

「お前ってさ…」

「なに…?」

「見た目は派手なくせに実はちゃんとしてるよな」



な、なに!?



あたしそんなこと言われたの初めてだよ…。



「遊んでそうなのに実はピュアだしな」

「ピュア…?」

「いつもからかえば顔真っ赤じゃん。おもしろいからいいけど」

「からかっ…」

「こんな風に耳元で囁けば…真っ赤になるだろ?」



し、知ってんならやめろっ!!


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