ハニィ*sweet*ボイス
隣の席はいない。



今は顔を合わせたくないから、ホッとしてる…。



次に日浦に会ったら、どんな顔したらいいの?



ケータイの電源は切ったまま。



アユミに昨日シカトした電話のことを謝った。



「なんかあった?」

「えっ!?なんで!?」

「目、腫れてるじゃん。わかるよ、それくらい」

「アユミ…。あたし…もう…」

「ちょっ!!泣くの!?サボるよ!!」



アユミに手を引かれ、図書室でサボった授業。



日浦とのこと、失恋のことを話、少しだけすっきりした。



「なにソレ。日浦、何様なわけ!?」

「もっさり係長…」

「流もなんであんなヤツなの!?根暗じゃん!!」



違うんだよ、本当は。



アユミもファンなんだよ。



だけどコレは言わない約束だから…。



「今のは大ざっぱに説明しただけだから…」

「あんなヤツやめなよ!!男なら紹介するからさ」

「うん、ちゃんと吹っ切れたらね」



前に進まなきゃいけないんでしょ?



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