あいことば
ーーーー……
夏休みは時間が過ぎるのが早い。
「じゃあ、しんちゃん、
行ってくるわね。」
玄関で靴をはいていたあたしにお母さんが声をかけてきた。
あたしは今日も部活があるので、くつをはいてエナメルバッグを肩にかけた。
「うん、わかった。
楽しんできてね!」
「遅くならないうちに、
ひとちゃんの家に行ってね。
遅すぎると不審者がでるかもしれないから。」
「気をつけるから大丈夫だよ。」
あたしはそう言って家を出た。