あいことば
その日の部活は、市営の競技場であった。
メニューをこなし、最後のあいさつまですませる。
みんなが少しずつ帰り始めた。
「しんっ!帰ろうぜ。」
駿はいつものように声をかけ、隣で歩き出す。
この一週間ー……
お互い、泊まりの話はしていなかった。
何を話せばいいのかがわからなかった。
「しん、今日何時にくる?」
駿のその言葉に、改めて泊まることを実感する。
「5時までには行くよ。
夕飯の買い出しに行かなくちゃ。」