年下Boy or 元彼氏




「小姫ちゃん、顔が真っ赤だよ〜?」





ニヤニヤしてる坂本。






もう、嫌!





何も知らないくせに!






そんな時…。






「いい加減、席替えしねぇか?」





この低い声は…。






「…矢島ぁ…」





今日初めてまともに矢島の顔を見た。





矢島の声を聞いた。






「は?席替え?」





坂本は納得してないように矢島に反抗してる。





そんな坂本を見て、矢島はニヤっと笑った。





「尚、萌歌ちゃんが尚と話をしたいってさ。行ってやれよ。」





「へ?」





マヌケな声を出す坂本。





馬鹿まるだし。






「ふぅ。」







矢島は今まで坂本が座っていた席に腰をおろした。




坂本は馬鹿な顔で矢島の座っていた席に座って萌歌と話をしている。





はぁ…。真面目でいい奴だと思ったんだけどなぁ。





まぁ、冗談だったのかもしれないけど。






藍と私は相棒だってば。





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