イケメンSPに守られることになったんですが。


そうして矢作さんを無視して、二つ目のおにぎりに手を伸ばした。


するとまた呆れ顔で、矢作さんが話しかけてきた。



「……事件が終わったらさ、お前どうするの?」


「へ?」


「仕事クビになったんだろ?

これからどうやって食ってくわけ?」


「…………あ、ああああああああ!!!!」




そうだったー!!


私、無職だった!!



「どうした!?」



私の大声に反応して、またもや銃を持ったリョウさんがドアを乱暴に開けて乱入する。



もういや、こんな生活…………。



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