イケメンSPに守られることになったんですが。


結局……。


亮司さんの好きなものとか嫌いなものを聞きながら、調味料まで買っていたら結構な量になってしまった。


そしてお会計を済ませ、レジを出た瞬間……



「あっ」



レジの脇に、張り紙を発見。



『パート募集

・レジ係
・惣菜部門
・鮮魚部門

9:00~21:00の間 週に3日以上(土日出勤できる方優遇)できる方』



「キター!!」


「えっ?」


「ちょっとすみません!!」


「あっこら、勝手に行っちゃダメですよ!」


「ちょっとだけですからー!」



私はすぐに日用品コーナーにダッシュし、履歴書用紙とボールペンを購入して戻ってきた。


サッカー台に食材を置いたまま、亮司さんの横でそれを書く。



「まさか……」


「採用してもらえるかなー。
ちょっと家から遠いけど、交通費出るかなー……」


「今から面接受ける気ですかっ!?」



亮司さんが驚いて目を丸くしていた。


当たり前じゃないか。少しの外出の機会を逃してどうする。


店舗の脇にあった証明写真の機械へ足を向けると、手首を亮司さんにつかまれた。



「ダメです。時間がありません。今度にしましょう」



真剣な顔で言われるけど、こっちは生活がかかってるからはいそーですかとは退けない。


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