イケメンSPに守られることになったんですが。
「亮司さんだって、私がいつまでもいたら困るでしょ?
彼女ができても連れ込めませんよ」
「誰も連れ込みませんから。
いつまでいてくださってもかまいません」
「え……っ」
すごく真剣な顔。
それって……どういう……
「むしろ、ここで予想外の時間をとられることのほうが困ります。
警護してるのは俺だけじゃなく、チーム全員ですから」
ばっさり。
ですよね~。
あーあ、非リア充の妄想癖はこれだから……ちょっとしたことに期待して、すぐ撃沈する。
「はい……すみません」
「わかってくださればいいんです。じゃあ、行きましょうか」
何も言わなくても、重たい荷物をひとりで持とうとする亮司さん。
優しいな……。
でもこれって、私がマルタイだからなんだよね……。
……当たり前じゃない。変な事考えるのよそう。
空になったカゴをレジの脇に戻した瞬間……。
「……みつけた」
前から来た買い物客らしき男が、私の目前で歩みを止めた。