イケメンSPに守られることになったんですが。


鏡の中の自分は、またまた変貌を遂げていた。


少し前の自分に戻った……いや、さすがプロを目指す人だ。進化している。


まつ毛はふさふさ、唇はぷるぷる。


造りは変わらなくても、だいぶマシな顔になった気がする。



「かーわーいーいー!!たまらん!!

メガネをかけてそれだけ目が大きいって、どういうことなのー!!」



やっと立ち上がってフラフラしている私を、佐々木さんがぎゅうと抱きしめた。


ああ、いいにおいがする……。


大きい胸が柔らかい……羨ましい……。



「店長、中園さんが窒息しそうです」


「ああっ、ごめんなさい!!

こぐまちゃんみたいだなと思ったら、つい」



こ、こぐまちゃん?


亮司さんがでっかいクマで私はこぐまちゃん。


……なんか、ほっこりしそうな組み合わせ……。



「ありがとうございました」



ぺこりと頭を下げ、あらかじめ亮司さんに渡されていたカードで支払いを済ませる。



「こちらこそ、ありがとうございました!」



佐々木さんが、お店の入口のドアを開ける。


すると、車の中で電話をしていた亮司さんがスマホを起き、外へ降りてきた。


う……。


SPだから当然とはいえ、この状況は……。


< 197 / 438 >

この作品をシェア

pagetop