イケメンSPに守られることになったんですが。
鏡の中の自分は、またまた変貌を遂げていた。
少し前の自分に戻った……いや、さすがプロを目指す人だ。進化している。
まつ毛はふさふさ、唇はぷるぷる。
造りは変わらなくても、だいぶマシな顔になった気がする。
「かーわーいーいー!!たまらん!!
メガネをかけてそれだけ目が大きいって、どういうことなのー!!」
やっと立ち上がってフラフラしている私を、佐々木さんがぎゅうと抱きしめた。
ああ、いいにおいがする……。
大きい胸が柔らかい……羨ましい……。
「店長、中園さんが窒息しそうです」
「ああっ、ごめんなさい!!
こぐまちゃんみたいだなと思ったら、つい」
こ、こぐまちゃん?
亮司さんがでっかいクマで私はこぐまちゃん。
……なんか、ほっこりしそうな組み合わせ……。
「ありがとうございました」
ぺこりと頭を下げ、あらかじめ亮司さんに渡されていたカードで支払いを済ませる。
「こちらこそ、ありがとうございました!」
佐々木さんが、お店の入口のドアを開ける。
すると、車の中で電話をしていた亮司さんがスマホを起き、外へ降りてきた。
う……。
SPだから当然とはいえ、この状況は……。