イケメンSPに守られることになったんですが。
しかし私の心配は不要だったみたい。
まず佐々木さんが、笑顔で亮司さんに話しかける。
「お疲れ様です、SP殿。
どうじゃ、この出来栄え!」
えっへん。
そう聞こえてきそうなくらい、大きな胸をバーンと張った佐々木さん。
そして、亮司さんは彼女に答えるのではなく……。
私を、捕獲されたエイリアンでも見るような目で見ていた。
そして、ぽつりとひとこと。
「……参ったな……」
…………?
どういうこと?
きょとんとしていると、亮司さんは佐々木さんの方を向いた。
「なあ、大丈夫かな。
俺みたいなおじさんがこんな若くてかわいい人を連れて歩いていたら、通報されないかな」
わっ……
若くてかわいい!?
言われ慣れないフレーズに、胸が爆音を立てる。
心臓の中でヘビメタバンドがライブしてるみたいだ。
「あー、されるかもね。
されてもいいじゃん、SPなんだから」
「それもそうか」
やめてよ……大人の冗談にはついていけないよ!
くっそう、みんなで私をからかって……。
いたたまれなくなって、さっさと車に乗ってやろうとした耳に、亮司さんの声が届く。
「ありがとう。それじゃ」
…………意外とあっさり……。
「うん。ねえ、亮司」
──とくん。
また、嫌な音がした。
佐々木さんが、なんだか切なそうな顔をしていたから……。